編集後記:2014年10月の出来事
「どん底」「IT技術メディアのこれから、どうなる(結論なし)」
編集スタッフによる月刊雑文の2回目。今月は編集長いっしきより「IT技術メディアのこれから」と、編集部員かわさきによる「どん底」の話を。
早くも今日で、10月も最終日。ということで、先月から始めた編集後記の第2回目を公開します。「編集後記」という名前ですが、Build Insider編集スタッフの面々がその月に思い出深かった出来事など、何でも書く雑文です。気になる方だけ、息抜きとして読んでいただけるとうれしいです。
今月も、編集長のわたくし、一色政彦(いっしき)と、@IT Insider.NETの記事を中心に編集をしている外部スタッフのかわさきしんじの2人が書きました。
いっしき: IT技術メディアのこれから、どうなる(結論なし)
10月は、ずっと引きこもって、海外ドラマDVD(『ゲーム・オブ・スローンズ』とか『パーソン・オブ・インタレスト』とか)ばかり見ていました。というのも、10月初旬から3週間ほど、今も少し風邪気味で、そこまで体調が悪いわけではないけど、外出はできるだけ控えた方が良さそうだったからです。
そんな中でも、鈴木嘉平さんを招いた弊社編集部の飲み会にだけは行きました。嘉平さんと言えば、最近、「嘉平、編集やめるってよ - Talpa memorandum」というブログ記事が話題になりました。この記事内容は主に「アスキーブランドのハイエンド技術書籍を作っていた編集部などが、9月末で廃止・解散した」ことについての説明でした(ちなみに、今月はその他にも「はてな匿名ダイアリー: 漫画家やめたい」など、出版不況がいくつか話題になっていましたね)。
ということで、IT技術メディアのこれからについてお互いどう思っているかを、お酒を飲みながら気楽に情報交換してみました。そこで出た話をここで公開するのは控えておきますが、「これならIT系メディアが盛り上がりそう」という案はなかなかありません。
私見では、Webメディアの悩みは「読者からは収益が得られない」ことなので、それが実現できる内容を考えるべきだと思います。もちろん電子書籍はその1手法だと思いますが、GitHubのように利用者が積極的に毎月お金を払ってサービスを使い続けるようなサービス型メディアにするしかないのではないかと考えています。
以上、IT系メディアという「どん底」の人たちが、「どん底」という名前の居酒屋で、「どん底カクテル」を飲んだという話でした。どん底について、次に川崎さん、よろしくお願いします。
かわさきしんじ: どん底
今は「どん底」です。知らんけど。
という書き出しで編集後記を書き始めようとしたところで、一色さんの編集後記をのぞいてみたら、無茶振りされているじゃあないですか。やっぱり、どん底です。
そういうわけで10月もそろそろ終わりを迎えようというころ、新宿へお出かけすることにしました(引きこもりですんません)。一色さんが書いている通り、最終目的地は居酒屋「どん底」。早めに新宿に到着したので、ちょっと辺りをふらふらしてみました。
ん~~。いい雰囲気ですね。日が落ちる時間帯にこの辺をウロウロしていると、心がザワザワしてきて、お酒が飲みたくなります(というか、編集後記のネタにするなら写真を撮っておけばいいじゃない。というか、お酒はいつでも飲みたいものです)。
アルタ裏から伊勢丹の辺りまでの間には行ってみたいお店も何軒かあるので(四文屋とかかぶら屋とかとか。自分の場合、センベロは無理でも2000円もあればおいしくお酒が呑めそうです)、集合時間までサクッと1人飲みというプランも頭をよぎりましたが、誘惑に負けることなく(正しくは、自分だけ酔っ払い状態でお店に集合するのを避けるべく)「珈琲家吾郎」で一服しました。ちなみに目的地の居酒屋「どん底」はここから歩いてすぐ。
「どん底」にメンバーが集合してからは、あれこれ頼んで、あれこれ呑んで、あれこれ食べて、あーでもないこーでもないと楽しい時間が過ぎていきました。オウンゴールだかなんだかの話が出たような気がしますが、たぶん、最初の3文字くらいしか合ってないような気もします。
しかし、効きますね。「どんカク」。焼酎ベースのお店オリジナルのカクテルです。飲みやすくって、おいしくて、さわやかです。そして、ショートカットでキュートでポップな店員のお姉さんが勧め上手。お酒がどんどんおなかの底にたまります。略して「どん底」です。酔いもどんどん進みます。参加者の1人はへべれけのべろんべろんになって、電車にお持ち帰りされていました。自分でもそんなに呑んだような記憶はありませんが、そんな記憶を残さない恐ろしくておいしいお酒でした。
このお店、名前こそ「どん底」ですが、調べてみたら、すっごい方々がいらしているお店なのですね。何が「どん底」なのか分からないくらい。そういうわけで、ここで呑んだことをきっかけにIT系メディアがどん底を脱してくれるとよいですね(そんなわきゃ~ない)。
そして、「どん底」で明るい気分になった後は地元に戻って、さらに別メンツの飲み会に参戦したのでした(「どん底」というより、もはや「ドスコイ」の世界です)。や、最初はウーロン茶でしたよ。調子を上げてからウーロンハイにして、あれこれ食べて呑んで、お店を変えてからカレーうどんを食べました。自称キレンジャーの面目躍如です(カレーうどんを食べたことは記憶のどん底にかろうじて残っていました)。でも、こうやって楽しくお酒を呑んでいられる間は、実はどん底というほど、どん底じゃあないのかもしれません。翌日の朝(というかお昼)は体調がどん底でしたけど!
えーっと、こんな感じでいいのかな? 今月も情報量ゼロの駄文を無事にお届けできたことをうれしく思います。
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※以下では、本稿の前後を合わせて5回分(第1回~第5回)のみ表示しています。
連載の全タイトルを参照するには、[この記事の連載 INDEX]を参照してください。
1. 編集後記、始めます! 「最高の動物園?!」「タイミング」
Build Insider編集スタッフによる編集後記を毎月最終日に公開。今月は編集長いっしきより夏休み体験と、編集部員かわさきによるタイミングの重要性の話を。
2. 【現在、表示中】≫ 「どん底」「IT技術メディアのこれから、どうなる(結論なし)」
編集スタッフによる月刊雑文の2回目。今月は編集長いっしきより「IT技術メディアのこれから」と、編集部員かわさきによる「どん底」の話を。
3. 「急用」「箱根合宿。あとMaker Faire Tokyo 2014で……」
編集スタッフによる月刊雑文の3回目。今月は編集長いっしきより「箱根合宿&Maker Faire Tokyo 2014について」と、編集部員かわさきによる「急用」の話を。
5. 「ついにこのときがきてしまった……」「お気に入りの2015カレンダー『ニャンとかなる』『まいにち修造』」
編集スタッフによる月刊雑文の2回目。今月はBuild Insider編集長いっしきより「お気に入りの2015カレンダー」と、@IT Insider.NET編集長かわさきより「ついにこのときがきてしまった……」の話を。