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書籍転載:PHPライブラリ&サンプル実践活用[厳選100]

書籍転載:PHPライブラリ&サンプル実践活用[厳選100]

さまざまなグラフを動的に生成する(準備編)(JpGraph)

2014年9月16日

グラフ作成ライブラリ「JpGraph」を利用するまでの準備手順を説明する。書籍転載の15本目(書籍内の番号は「24」)。

WINGSプロジェクト 山田 祥寛
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書籍転載について

 本コーナーは、技術評論社発行の書籍『PHPライブラリ&サンプル実践活用[厳選100]』の中から、特にBuild Insiderの読者に有用だと考えられる項目を編集部が選び、同社の許可を得て転載したものです。

 

 『PHPライブラリ&サンプル実践活用[厳選100]』の詳細や購入は技術評論社のサイト目次ページをご覧ください。

ご注意

 本記事は、書籍の内容を改変することなく、そのまま転載したものです。このため用字用語の統一ルールなどはBuild Insiderのそれとは一致しません。あらかじめご了承ください。

 JpGraphは、グラフ作成のためのライブラリです。折れ線グラフ、棒グラフ、円グラフ、レーダーチャート、バブルチャート、ろうそくグラフなど、よく利用するグラフに対応しているのが特徴です。作成するグラフに応じて、利用するクラスも変動しますが、いずれを利用する場合もほとんど同じ要領でコードを表せるのも、JpGraphの利点です。

  • 名称: JpGraph
  • URL: http://jpgraph.net/
  • インストール方法: include_path に配置
  • ファイル: jpg-config.inc.php、jpgraph_ttf.inc.php

インストール

 JpGraphを利用するには、次の手順を踏む必要があります。

[1]イメージ関数を有効化

 JpGraphを利用するには、あらかじめイメージ関数(GD2)を有効にしておく必要があります。Windows環境であれば、php.iniで次の記述が有効になっていることを確認してください。

INI
extension=php_gd2.dll

[2]JpGraphの配置

 JpGraph本体は、本家サイトからダウンロードできます。ダウンロードしたjpgraph-3.0.8.tar.gzを解凍し、配下の/srcフォルダを/libsフォルダにリネームした上で、include_pathで指定されたパスにコピーしてください。

[3]JpGraphを日本語対応する

 JpGraphは、デフォルトでは日本語に対応していません。JpGraphで日本語を利用するには、日本語フォントの導入と設定の変更が必要となります。

 日本語フォントは、独立行政法人 情報処理推進機構が提供しているIPAフォントを利用します。ダウンロードしたIPAfont00303.zipを解凍したら、配下の.ttfファイルを任意のフォルダにコピーします。本書では先ほど作成した/libsフォルダの配下に/fontsフォルダを作成し、その配下にコピーするものとしています。

 あとは、このフォルダをJpGraphの設定ファイルに登録するだけです。リスト24-1のように定数MBTTF_DIRを定義した行を探し出し、その値(パス)を環境に応じて変更してください。

PHP
DEFINE("MBTTF_DIR", "C:/xampp/htdocs/phpmook/jpgraph/libs/fonts/");
リスト24-1 jpg-config.inc.php

補足: 異なるフォントを利用する場合

 以上の設定で、JpGraphで日本語フォントを利用できるようになります。タイトルや軸に日本語フォントを設定する方法については、次項で個別のコードから確認してください。

 なお、本項では、IPAフォントを利用する例を示しましたが、もちろん、必要に応じて、異なるフォントを利用しても構いません。その場合は、jpgraph_ttf.inc.php(リスト24-2)の設定を修正する必要があります。

PHP
define('MINCHO_TTF_FONT','ipam.ttf');
define('PMINCHO_TTF_FONT','ipamp.ttf');
define('GOTHIC_TTF_FONT','ipag.ttf');
define('PGOTHIC_TTF_FONT','ipagp.ttf');
リスト24-2 jpgraph_ttf.inc.php

 JpGraphで日本語を利用する場合、ここで指定した4種類のフォントのみが利用可能です。

※以下では、本稿の前後を合わせて5回分(第13回~第17回)のみ表示しています。
 連載の全タイトルを参照するには、[この記事の連載 INDEX]を参照してください。

書籍転載:PHPライブラリ&サンプル実践活用[厳選100]
13. テンプレートでデータ加工や条件分岐/繰り返し処理を表現する(Smarty)

関数、修飾子、演算子など、Smartyで利用できるテンプレートの個別要素について詳しく解説する。書籍転載の13本目(書籍内の番号は「42」)。

書籍転載:PHPライブラリ&サンプル実践活用[厳選100]
14. markdown形式のテキストをHTMLに変換する(PHP Markdown)

Markdown形式のファイルをHTML形式のコードに変換するためのライブラリ「PHP Markdown」の基本的な使い方を説明する。書籍転載の14本目(書籍内の番号は「38」)。

書籍転載:PHPライブラリ&サンプル実践活用[厳選100]
15. 【現在、表示中】≫ さまざまなグラフを動的に生成する(準備編)(JpGraph)

グラフ作成ライブラリ「JpGraph」を利用するまでの準備手順を説明する。書籍転載の15本目(書籍内の番号は「24」)。

書籍転載:PHPライブラリ&サンプル実践活用[厳選100]
16. さまざまなグラフを動的に生成する(実行編)(JpGraph)

グラフ作成ライブラリJpGraphを使って、棒グラフ、折れ線グラフ、レーダーチャートを作成する方法を説明する。書籍転載の16本目(書籍内の番号は「25」)。

書籍転載:PHPライブラリ&サンプル実践活用[厳選100]
17. Excelファイルを作成/操作する(PHPExcel)

Excelファイルを作成/操作できるライブラリ「PHPExcel」の基本的な使い方を説明する。書籍転載の17本目(書籍内の番号は「36」)。

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