Build Insiderオピニオン:大関興治(6)
モバイル+クラウドで「海の家」の運営はどこまで進化する? 3年目のチャレンジ(導入編)
今年も夏がやってきました! セカンドファクトリーでは今年も海の家やってます! ITを駆使した海の家がどんなものか。息抜きを兼ねて現場を訪れてみはいかが?
読者の皆さま、ご無沙汰しております。
「海の家をやってみる」も今年で3年目。これまでの2年間の経験値とデータを基に今年は規模を拡張してのチャレンジとなります。
7月4日のプレオープンからまもなく1カ月。途中、荒天のために営業を中止した日もありましたが、梅雨明け後は晴れ間に恵まれて本日現在(7/28)まで20日の稼働で昨年の売上を超える結果になっています。
今年は多くのパートナー様のソリューションと連携して、とことんまでクラウドで運営することを試みています。そのあたりも踏まえながら何回かに分けてGEMBA(現場)から臨場感ある内容をお伝えできればと思っております。どうぞ今年もお付き合いください。
「海の家をやってみる」の一番大きな目的は、過酷な環境下において、モバイル+クラウドで海の家に関わる全ての運営をハイレベルに行うこと。5月にビッグサイトで開催されたスマートフォン&モバイルEXPOでお披露目した自社サービス「SkyDream for Dining」を自ら実証実験するには絶好の機会です。
今年のコンセプトはシンプルに「CONNECT」。
運営のスタートに当たり、具体的に以下のキーワードを掲げました。これらを「SkyDream for Dining」で実現します。効果はいかに? 結果はこのコラムでお伝えしていきますね!
- 複数のクラウドサービスのデータアグリゲーション
- 機械学習の活用
- 電子クーポン・NFCなどによるオムニチャネルマーケティング
- 売上データやカメラデバイスからのデータによる現場把握
- リアルタイムコミュニケーション
「SkyDream」としては、地方のおいしい生産物を関東圏の飲食店やホテルなどにコネクトすることによる地方創生へのご協力や、これまで手の届かなかった中小企業への高品質なサービス提供の実現など、さまざまな挑戦が待っています。これらを達成するためにも、まずは8月末まで自分たちで海の家の運営を実践していきますので、近くに来られた際は、ぜひ立ち寄ってください!!
大関 興治(おおぜき こうじ)
(株)セカンドファクトリー Chief Visionary Officer
大手私立大学の情シスにて(SI企業より出向)学内システムを構築したのがキャリアのスタート。メインフレームからのダウンザイジングを経験すると同時に、Webテクノロジに大いなる可能性を感じていたこと、あるキッカケを得て、1998年にセカンドファクトリー社を設立。
一貫してビジネス&UXを重要視したチーム形成と開発スタイルを提唱。現在は関連会社2社の取締役ほか、複数の非IT企業の社外取締役として「ヒト」づくりがメインの仕事、かつライフワーク。
※以下では、本稿の前後を合わせて5回分(第2回~第6回)のみ表示しています。
連載の全タイトルを参照するには、[この記事の連載 INDEX]を参照してください。
4. 2年目となった海の家プロジェクト。今年の結果は如何に?(前編)
今年の海の家プロジェクト、お盆までの前半戦の出来事を紹介。台風の影響をもろに受けた今年のお盆商戦。そんなとき現れた○○おやじとは?
5. 2年目となった海の家プロジェクト。2014年の結果は如何に?(後編)
2014年の海の家プロジェクトは成功したのか失敗したのか。読者と担当をやきもきさせた後編がついに登場。夏はアツかったのかサムかったのか!?